ネタバレにならない『シン・ゴジラ』

素晴らしすぎるゴジラだった。
まさしくニッポン対ゴジラ。

「現実 対 虚構」

このコピーに全てが詰まっている。
とにかく庵野総監督の脚本がすごい。

間違いなく
日本映画史に残る大傑作。
是非スクリーンで見て欲しい。





この映画が与える恐怖と意味は、
3,11以後、以前で全く異なる。
ゴジラ上陸という未曾有の大災害。

「諦めず、最後まで
 この国を見捨てずにやろう。」

主人公はゴジラに立ち向かう日本人全てだった。

ハリウッドの「GODZILLA ゴジラ」
って看板掲げといて実際は、
「ムートー対ゴジラ サンフランシスコ大決戦」
だったのとはまるで趣が違う。
そういう意味では
好みが分かれるかもしれないけど…

「ゴジラ」という
タイトルで見たかった映画はこっちです。

ちなみに、
「ゴジラ」(1954年の第1作白黒のヤツ)
「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序」
「巨神兵東京に現る」(ヱヴァQの前で見られるヤツ)
を見ておくとさらに発見があって楽しめます。

んなこと僕が熱く語っても
「え〜ゴジラぁ〜w?」
って人もいるでしょう。
いや、ほぼそうでしょう。
そんな人たちのために、
読んだらみんな見に行きたくなる
レビュー記事ありました。↓

ゴジラもエヴァも庵野監督も
知らない人のための『シン・ゴジラ』レビュー

で、ですね。話は変わりますが、
僕かぁ前々からネット民の
庵野監督に対する態度に
疑問を感じておるのです。

ネタバレにならない『シン・ゴジラ』_b0314286_12185052.jpg

(→おそれおおいことに、奥様の安野モヨコさんに
引用リツイートしていただきました。)

同じことが「HUNTER×HUNTER」の
冨樫先生にも言える。
週刊連載ってのは激務なんですよ。
同世代の先生方が月刊誌や隔週誌に
移って休み休み描いてるのに、
なぜか冨樫先生の籍はまだ
「週刊」少年ジャンプにある。
これがものすっごい不思議。何で?
それなのに、
同じように「バガボンド」を長期休載したり、
「ガウディ展」とかやったりする
井上先生のことは一切話題に登らないし
叩くそぶりがない。これ何で?

宮崎監督に頼まれて
「風立ちぬ」で声優やったり、
樋口監督に誘われて、
「シン・ゴジラ」やったり、
そんなニュースが流れると決まって、
「とっととエヴァやれ!」
と騒ぐ輩がいる。
庵野監督だったらいくら叩いても良い
というネット内の風潮が気持ち悪すぎる。

クラスであいつだけは
いくらいじめても誰も文句を言わないから
ボロカス言っても構わないという
状態に酷似している。

作品を作るってのは
メチャクチャ
大変なんですよ。

面白かった、つまらなかったという
批評はしょうがないと思う。

実際いくら頑張って作ったとしても
つまらないものはつまらない。
しかし、作ってる人間に対して、
暴言を吐いて良いという理由にはならない。

(そりゃ、つまらない!金返せ!
くらいは言うかもしれないけど)
ボロボロになりながら作ってる人に対して
さっさと作れ、
休むなとっととやれ、はあまりに酷い。

庵野総監督、樋口監督、
僕は小1の時からのゴジラファンです。
モスラの歌とかそらで全部歌えます。

素晴らしいゴジラを
ありがとうございました。
たっぷりお休みを取ってください。
人間ドックとかも行っといてください。
病気とか見つかったらちゃんと治してください。

次の作品をいつまでも楽しみにしています。
酷暑の折、くれぐれもご無理なさらぬよう、
ご自愛ください。

【おまけ↓】



牛久の大仏さんは120mに見えるけど、
100mだから!台座(20m)乗ってるから!









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