大監獄!劇的ビフォーアフター『ブラッド・スローン』

てっきり、

獲ってやるよ。
このムショの
てっぺん、

的な。鈴蘭のてっぺん獲る的な。
そんな映画だと思って見た

『ブラッド・スローン』
 

いい意味で裏切られた。

背中で
泣かせる
漢気任侠映画
だった。

鑑賞後のこの後味…
これは、あれだ。あれを読んだ時の
読後感に似ている。そう、

ワンピース

これ、まじワンピース。
そういえば主人公白髭にクリソツだし。
己を犠牲にして家族を守るこの感じ、
しかもそれを家族に悟らせないこの感じ、
もうスゴいワンピース感。

ワンピース好きな人たぶんこの映画好きだと思う。

b0314286_16580380.jpg



監督が仮釈放監察官として
2年間潜入取材をやったという念の入れよう。
しかも、撮影が行われたのは
実際暴動が起きて
33人の受刑者が殺害された刑務所で
エキストラはガチの前科者とギャング。
この監督ちょっと色々おかしい。

アメリカの刑務所はまじでヤバい。
看守がコントロールしてるのは門と扉のみ、
実質、刑務所内を牛耳ってるのはギャング。

軽犯罪で入獄したのに
出てくる頃にはあら不思議、
札付きギャングの出来上がりという
立派な犯罪養成所。

しかも、
刑務所ギャングの影響力は
壁の外にも及んでいるから
出所してもどこで誰が狙ってるかわからない。

恐ろしすぎるわ!

主人公は、そんな場所やギャングとは
最も縁遠い生活をしていた株の仲買人、
飲酒運転で事故ったせいで入獄たのが運の尽き、
何ということでしょう。
先述の通りゴリゴリにタトゥーが入った
髭面ギャングに劇的ビフォーアフター!!
刑務所ギャングとしてのレベルが上がるに連れて
どんどんビジュアルがいかつくなっていく主人公
ポケモンかお前は。

しかし、それも刑務所ヒエラルキーで生き抜くため、
壁の外にいる家族を守るため、原題は

“SHOT CALLER”
(ギャングの元締め的な意味のスラング)

何で邦題をブラッド・スローンにしたんだろうと
思いながら見てたら、ラストにこれが
しっくりハマってることが分かる。

また渋いんだ
ラストカットが。

逆にブラッドスローンって
邦題を意識しながら見ると
ラストカットの渋みが一段と増すという
近年稀に見る素敵邦題ですよコレは。
(個人的にはBLOODにYを足して、
 BLOODYにして欲しかったけど。)

色々喋りたくなっちゃうけど、
ネタバレになってしまうので、
気になる方は映画館へー!





ちなみに、ネットフリックスで
視聴できる監督の過去作はこちらです。

b0314286_17245933.jpg
b0314286_23480982.jpg
b0314286_15283326.jpg

b0314286_13142610.jpg
↑ウラケン自作
LINEスタンプ 各種
なんやかんや売れてます。